死ぬまでに一度は訪れたい遺跡が満載の国ペルー。南米の観光地としては屈指の魅力あふれる国です。日本からも多くのツアーがでていて、観光客も多い国。
それでは、いざペルーに旅行をする際に、気になるのがペルーの治安状況。南米は危ないイメージがありますが、ペルーはどうなのか?また旅行中にはどんなところに気をつければいいのか?
ここではペルーの治安状況をまとめてご紹介しています。ペルーが気になる方はぜひ一読してみて下さいね。
目次
治安が気になるペルーの基本情報と治安

ペルー共和国は、コロンビア、エクアドル、ブラジル、ボリビア、チリに国境を接する南アメリカ西部も国です。首都はリマ。紀元前から多くの古代文明が栄えた国で、16世紀までは当時最大のインカ帝国の中心地として栄えました。公用語はスペイン語、ケチュア語、アイマラ語です。ペルーは3つの地形に分けられ、砂漠が広がる沿岸部のコスタ、アンデス山脈が連なるシエラ、アマゾン川流域のセルバです。さまざまな地形と古代文明がペルーの魅力と言えるでしょう。
さて、ペルーの治安は残念ながらよくはありません。クスコやナスカなど観光客が集まる場所は比較的安全ですが、すりや置き引きなどに注意が必要です。人が集まる場所から少し離れると、狭い路地などでは強盗も発生しているので、観光客は特に気を付ける必要があります。
ペルーの有名観光地は?
ペルーの代表的な有名観光地と言えば、マチュピチュ遺跡ですよね。マチュピチュは非常に栄えたインカ帝国時代の空中都市。絶景を楽しむために世界中から多くの観光客が訪れます。また、インカ帝国の首都クスコも人気。標高約3340mの高地にある歴史あるクスコは街歩きがとても楽しい場所です。他にも日本でもよく知られたナスカの地上絵。非常に謎が多くみるものの想像をかきたてます。他にも砂漠のオアシスの街など、ペルーはここでしか味わえない見どころがたくさんあります。高山病と治安に気を付けて、存分に楽しみたいですね。
ペルーの治安最新情報をチェックしておこう
ペルーの治安の最新情報は、外務省の海外安全ホームページで確認しておきましょう。旅行の際には、最新情報をアップデートして、安全に旅を楽しみましょう。
外務省発表の国の危険度は以下のように分かれます。
危険レベル1 | 十分注意してください。 |
危険レベル2 | 不要不急の渡航は止めてください。 |
危険レベル3 | 渡航は止めてください。(渡航中止勧告) |
危険レベル4 | 退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告) |
参照:海外安全ホームページ
2019年現在のペルーの危険情報は以下の通りです。
その中で現在危険レベルがでている地域があります。危険レベル2以上の場所へは間違っても近づかないようにしましょう。
レベル3 | コロンビアとの国境地帯(ロレロ州プトゥマヨ郡) |
レベル3 | クスコ州の一部、フンニ州の一部、ワンカベリカ州の一部、アヤクチョ州の一部 |
レベル2 | アマソナス州コンドル山脈のエクアドルとの国境地帯 |
レベル1 | コロンビアとの国境地帯(ロレロ州プトゥマヨ郡以外) |
レベル1 | リマ州(リマ市及びカヤオ憲法特別市)、フンニ州の一部、ワンカベリカ州の一部、アヤクチョ州の一部 |
治安はよくない?ペルーの主な犯罪と日本人被害例
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日本に比べると決して治安のよくないペルーですが、それではどんな犯罪が起こっているのか?また実際に日本人が被害にあった例をみていきましょう。
ペルーでおこった主な犯罪
- 強盗
拳銃などの武器を利用した強盗事件が多発しています。通行人を襲ったり、飲食店や深夜バスへの押し入り、タクシー強盗などがあります。
- 窃盗(スリ、ひったくり、置き引き)
レストランやホテル、空港やバスターミナルなどで窃盗事件が発生しています。また、仲間が声をかけている間に、別の共犯者が貴重品を奪う例もあります。
- 短時間誘拐
流しのタクシーがATMでお金をおろさせたり、車強盗が短時間身柄を拘束するような事案も発生しています。
- 自動車強盗
複数の車両に別れた乗った犯罪グループがターゲットの車を挟み撃ちするなどで止めさせ、車や貴重品を強奪するケースがあります。
ペルーの日本人被害例
ペルーで実際におこった日本人被害例をご紹介していきます。同じような状況にならないように警戒を怠らないようにしましょう。
- リマ市内のホテル前からタクシーに乗り込もうとしたところ、拳銃を所持した3人組の男に貴重品の入ったかばんを強奪された。
- リマ市旧市街にある中華街の裏通りを歩いていたところ、突然5~6人の男に襲われ腹巻きタイプの隠し財布を含む貴重品を強奪された。
- レストランで食事中、携帯電話をテーブルの隅に置いていたところ、気づかないうちに携帯電話が無くなっていた。
- 路線バス内で旅券等貴重品の入ったバッグを足元に置いていたところ、バッグの中に入れていた貴重品のみが無くなっていた。
- 大通りを通行中に、バイクに乗った2人組に肩にかけていたショルダーバッグを強奪された。
このように一瞬の隙をすいた犯罪が多いですね。十分に気をつけ犯罪に巻き込まれた際には、身の安全を第一に考えて抵抗せずに冷静に行動しましょう。
参照:外務省海外安全ホームページ
治安がちょっと心配なペルーで気をつけるポイント

これまでの犯罪事例などから、ペルーはかなり危ない!というイメージですが、基本的な危機管理でかなりの犯罪が防げます。注意ポイントを徹底するようにしましょう。
白タクシーは気をつけよう
タクシーはできるだけ流しのタクシーを利用しないようにしましょう。空港やホテル、レストランなどで無線のタクシーを呼んでもらうのがいいでしょう。
カバンはひと時も手から離さない
スリや置き引き、ひったくりなどが多く発生しています。特に観光客を狙った犯罪グループがいるので、ホテルやレストランでも油断せず、かばんからひと時も手を離さないようにしましょう。
カバンは斜めかけが基本
バイクを使ったひったくりの被害を事前に防ぐには、カバンは斜めかけのもの。また、車道側にカバンを持たないように気を付けましょう。
長距離バスの深夜便は避けよう
長距離バスの強盗事件も実際に発生しています。できるだけ深夜の便は避けたほうがいいでしょう。また、長距離バスは信用のおけるバス会社を選択しましょう。
人気のない場所は一人で歩かない
深夜や早朝の一人歩きは危険です。また人が少ない、遺跡や路地裏などは昼間であっても十分に注意が必要です。
派手な服装をしない
特に観光客はターゲットになりやすいです。アクセサリーなどはできるだけ控え目に、服装も派手なものを選ばないほうが狙われにくいです。特に日本人はお金持ちのイメージがあるので、現地に馴染んだスタイルを心がけるといいでしょう。
海外旅行保険は必須

治安の面でも不安が残るペルーです。どんなに用心をしていてもトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。何かあった時に慌てないためにも、海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。また、寒暖差や慣れない高地での観光は体調を崩すことも多いです。事前にしっかりと補償内容を確認しておくと安心ですよ。
エポスカード
海外旅行用の最強カードとして呼び声が高いのはマルイが発行しているエポスカードです。
エポスカードが旅行用最強カードと言われる理由は次の理由です。
- 年会費が無料
- 海外旅行保険が無条件でついてくる
- 2,000円分ポイントがもらえる
- 旅行の直前でも即日発行できる
条件が良すぎて雑誌で流通系カードの中でおすすめ度1位になっているあたりからも人気の高さが伺えます。
まずエポスカードは年会費が無料なのに海外旅行保険が無料でついてくる(無条件自動付帯)上に作ったらマルイで使える2,000円分のポイントまでついてくる時点で旅行という観点では他のカードを大きく引き離してます。
エポスカードの保険は三井住友海上火災保険が担当し、補償額もしっかりしてます。
まとめ
世界でも稀にみる神秘的な国ペルー。旅行者の間でも一度は行ってみたい!と話題にあがる人気の観光国ですが、場所は南米のちょっと治安に不安が残るところ。事前にしっかりと行く場所の情報収集をして、対策をたてて楽しい旅行を楽しみましょう。