スリランカへ旅行するという人はあまり聞かないですが、最近では大人のアジア旅行として少しづつ人気急上昇中の国です。スリランカってどんな国なの?と、これから渡航を考えている人は気になりますよね。そんなスリランカの現在の治安状況を調べてみました。合わせて気をつけるべきポイントもお伝えしますので是非参考にしてください。
目次
スリランカはどんな国?現在の治安状況は?
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スリランカの基本情報
スリランカはインド洋に浮かぶ小さな島国です。スリランカとは「光り輝く島」という意味があり、有数の世界文化遺産やアーユルヴェーダ、スパイスやハーブ、紅茶など日本でも馴染み深い飲食物の名産地でもあります。
スリランカの世界遺産は6つの文化遺産と2つの自然遺産の計8つの世界遺産が点在する観光資源にとても恵まれた国であり、世界遺産マニアにはたまらない国なのです。
日本からは飛行機で約9時間で行くことができます。(日本ーコロンボ直行便利用)
人口:2100万人
面積:6万5607km2 北海道の約0.8倍
公用語:シンハラ語、タミル語/英語を理解する人も比較的多くいます。
宗教:仏教70%、ヒンドゥー教10%、イスラム教8.5%、キリスト教11.3%
スリランカの治安状況
2019年4月21日にキリスト復活祭の日曜日の朝、スリランカ同時爆破テロ事件があったのは記憶に新しいかと思います。都市コロンボと郊外のホテルやキリスト教の教会など、合計6ヶ所もの場所で爆発が起きました。
500人以上の怪我人、253人の命が犠牲になり、日本人女性1人もその事件によって亡くなった痛ましいテロ事件でした。実行犯とみられるイスラム過激派組織のメンバーが拘束されましたが現在まだ全てが解明されておらず、謎に包まれているテロ事件です。
その4月21日に発生したテロ事件を受けて、外務省の海外安全ホームページでは6月に一度レベル1から2まで引き上げられるも、現在はまた危険レベル1(十分注意してください)となっています。
スリランカは20年に渡る内戦が続いていましたが、2009年には収束し治安が良くなってきていたところだったので、今回のニュースはとても残念で痛ましい事件でした。
テロ後はモスクやイスラム教徒のお店が襲撃され、外出禁止令が発令されていましたが、現在はホテルや飲食店などのお店も営業を再開しており以前の町並みに戻りつつあります。
しかし、テロ以前に比べると観光客は少なくなっていることは否めません。
スリランカの治安で気をつけるべきこと
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人が集まる場所はなるべく行かない
人通りの多い場所へ集まらないよう、外務省が注意喚起しています。
人が集まる場所はテロの標的にされやすいのでなるべく行かないようにしましょう。
特に教会やモスクなどの宗教関連施設はこれまでに襲撃された場所でもあります。その他政府関連施設や祝祭日のイベント、ショッピングモール、レストラン...数え上げればキリがありませんし、そんなことを言っていたらどこにも行けなくなりますが、外務省がこれらの施設を注意喚起しています。
スリ・置き引きに注意
スリや置き引きはどこの国でも被害に遭いやすい軽犯罪ですが、スリランカでもスリ・置き引きが頻繁に起こっています。
被害に遭いやすい地域は、首都のコロンボや観光客で賑わうシーギリヤ、キャンディと言った地域です。
特に混雑している場所でのスリが多いので気をつけてください。バス、電車内でも頻繁に起こっていますので、カバンを膝の上に置くなどの注意が必要です。
声をかけてくる人に注意
また、路上でフレンドリーに話しかけて来る人にも要注意です。優しそうに声をかけてきて、人通りのない場所へ連れて行きお金を抜き取られたり、高額な物を買わされたりという報告があります。
安い宝石店を紹介する、お寺に連れて行ってあげる、お祭りやイベントに案内してあげる...と行った風に声をかけてきて多額の案内料を請求されることもあります。
道端で動物を見せてきて一緒に写真を撮ってあげると言われて撮ってもらったら多額の撮影料を払わされたなどの詐欺のような事件も頻繁にありますので、知らない人が声をかけてきても決して反応しては行けません。
とにかくそういう人には注意をして、なるべくすぐにその場を離れるようにしてください。もちろん中には良心的な人もいますが、100%信用して後で後悔してしまったということのないように気をつけてくださいね。
タクシーのぼったくりに注意
観光客相手だと、メーターをごまかしたり、わざと遠回りして多額の金額を請求してくる運転手もいます。
スリランカではトゥクトゥクも走っているのですが、トゥクトゥクは目的地までの金額を交渉して乗せてもらうケースもあり、その際に通常よりも高い値段をふっかけてくる場合もあります。
最近では配車アプリも普及していますので、そういったものを利用するのが安心して移動ができます。
野生の猿に注意
スリランカには野生の猿が生息しています。自然多い国なので日本では動物園以外では見ることのできなゾウも街中で見ることができます。
スリランカの猿は、普段から人間慣れをしているので、人が通っても全く怖がりません。逆に、猿は頭が良く、人間の持っている食べ物を狙って襲ってくるので気をつけましょう。
猿はビニール袋を持っていると、食べ物が入っていると思って奪ってこようとします。猿が出没する地域ではビニール袋を持たないようにしましょう。
珍しいからといって、不用意に近づいたりするととても危険です。狂犬病のウイルスを持っている猿もいますし、ひっかかれるとそこから感染症のリスクも出てきます。
女性一人での旅
スリランカといえばアーユルヴェーダがとても人気で、女子旅行でも人気が高まってきたり、一人で世界遺産めぐりをする女性も増えています。
気をつけて欲しいのは、女性一人で夜の街を出歩かないようにすることと、トゥクトゥクは女性一人で乗らないようにしてください。
目的地を告げたのに、違う場所に連れて行かれて性的暴行を受けたという被害もあります。
ホテルに泊まる際もなるべくセキュリティのしっかりとした宿に宿泊することをおすすめします。
交通ルールに注意
スリランカは特に交通事故が多発している国です。
一年間で約3000人もの人が交通死亡事故で亡くなっています。日本の死亡確率と比較すると約10倍もの数なのでいかに多いかがわかりますよね。
スリランカ人は交通ルールに対して運転のマナーや安全意識がとても低い人が多です。また、道路交通整備もしっかりとできていないので、猛スピードで道路を走る車やバイクがひっきりなしに通っています。
日本と違って車検もありませんので、整備不良の車があちこちに走っている状況です。日本で考えると、とても恐ろしいですよね。
夜も街灯が少なく、走っている車が人を発見できなかったりして衝突事故を起こしたりするため、夜間に出歩くのも危ないですし、日中も気をつけて歩道を歩かないと行けません。
感染系の病気に注意
スリランカは一年中気温が高い国なので、食べ物やお水に関して食中毒を起こさないように注意しなければいけません。
現地の水道水などは絶対に飲んでは行けませんので、ミネラルウォーターを持参することをオススメします。
また、気温が高いので薄着になってしまうかと思いますが、なるべく肌を出さないように気をつけたいです。なぜなら、蚊によるデング熱やチクングニヤ熱、日本脳炎などの病気に感染してしまう恐れもあるからです。
虫除けスプレーも合わせて持参する方が身の安全でもあります。
スリランカの治安は悪くはないが注意は必要

スリランカはテロ事件があって、少し危険なイメージの国へとなってしまいましたが、それがなければ特に注意する大きな犯罪などもなく安心して旅行ができると思ってください。テロ事件以降まだ日が浅いので、人が集まる場所は行かないのが得策です。
そして、旅にトラブルはつきものですので、楽しみながら安心して旅行ができるためにも必ず海外旅行保険の加入は必須です。ぜひ楽しいスリランカ旅行にしてくださいね。
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