海外旅行の目的地として最近人気を集めている中東エリア。
中東のイメージというと「石油」「ターバン」「砂漠」といったところでしょうか。
中東諸国の中でも旅行地として注目されている国の一つにカタールがあります。
砂漠の真ん中に位置するカタールは、その独特な街並みで有名ですが、今回はカタール旅行を計画している人のために、治安や旅行の際の注意点について解説します。
目次
カタールの治安は?

カタールは人口230万人と、日本と比較するとかなり人口の少ない国です。
中東諸国の中でも裕福な国であるカタールは、リゾート地として人気があるだけでなく、観光地も数多く存在します。
ザ・パールと呼ばれる円形に型どられたビル群の他にも、カタールで有名な観光地は以下の通りとなります。
・イスラム美術館
・カタール国立博物館
・グランド・モス
きらびやかな高層タワーやホテル、ショッピングモール等が有名なカタールですが、その治安は一体どうなっているのでしょうか?
裕福な国として知られるカタール。治安は大丈夫か
カタールは砂漠の中にある国で、「砂漠のオアシス」とも呼ばれます。
天然ガス資源に恵まれたカタールは経済成長が目覚ましく、2022年にはサッカーのワールドカップが開催されることが決定しており、世界中から注目が集まっています。
GDPは世界の中でも高く、生活水準は非常に高い国であると言えます。
「中東」という言葉を聞くとどうしてもテロのイメージが強いですが、カタールは豊かな経済力に後押しされる形で、治安についても安定した国です。
カタールの国教はイスラム教ですが、過激派組織の存在や活動についてもほとんどなく、安心して旅行することができます。
日本の外務省が定期的に発表している世界各国の危険情報に関しても、カタールについては警戒レベルは非常に低く、渡航に関しての制限も行っていません。
最新の外務省のカタールに関する危険情報についても一切の危険情報は出ていません。
各国の危険度を評価した危険レベルが以下のような4段階でランク付けされています。
- レベル1十分注意してください。
- レベル2不要不急の渡航は止めてください。
- レベル3渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
- レベル4退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)
カタールは危険レベル1の地域すらなく、国全域において安全な国であると言えます。
カタールの治安は良好。隣国との関係は?
カタールは中東諸国の中でも特に治安の良い国ですが、実は2017年に周辺各国から国交断絶されています。
カタールと国交を断絶した主な国は、以下の国になっています。
- エジプト
- サウジアラビア
- アラブ首長国連邦(UAE)
- バーレーン
国交を断絶された理由は諸説ありますが、経済的に恵まれている国として頭角を現し、女性への運転を許可するなどの先進的な政策が他のイスラム諸国からの反発を買ったという背景もあるとされます。
この国交断絶が直接治安に影響することは特になく、変に意識する必要はありません。
外国人比率の高いカタール。治安に及ぼす影響は?
実はカタール国民は移民が多く、アフリカや近隣の中東諸国を始めとして、数多くの移民を抱えています。
貧困や紛争で苦しむ国から、日本を含む先進国からの移民もおり、まさに国際色豊かな国になっています。
公務員の半分以上が移民という、日本人からしたら考えられないような状況ですが、こうした移民が治安に与える影響はないのでしょうか。
結論から言うと、移民の多さが治安に与える影響もほとんどなく、むしろ世界各国から優秀な人材や経済的な自立を求めてやってきた人が多く、ビジネスセンスやモラルを持った国民で構成されているので、むしろそれがプラスに働いているとも言えます。
カタールの治安以外で注意することはある?

カタールの治安に関してはかなり良いと言うことができ、海外旅行の目的地として、そしてビジネスの場としても大きな可能性が広がっています。
では、カタールに行くにあたり、治安以外で注意すべき点はあるのでしょうか?
カタールの治安以外で注意すべきポイント①軽犯罪
どんなに治安の良い国でも、全く犯罪が起きないということはありません。
治安当局が有効に機能しており、犯罪に対しても厳しく目を光らせているので、重大な犯罪が頻発するということはありません。
しかし、軽犯罪に関しては注意する必要があります。
日本国政府が発表しているカタールの犯罪状況によると、現地にいる日本人が重大犯罪に巻き込まれたという報告はありませんが、空き巣・スリ・置き引きの被害が報告されています。
途上国でも先進国でもスリや置き引きなどの窃盗系の犯罪は起きるものであり、治安の良い国だからといって気を抜きすぎるのは禁物です。
日本の場合、飲食の際にテーブルに財布や携帯電話を置きっぱなしにしても盗まれるというケースはほとんどありませんが、海外の場合は盗まれる可能性もあります。
また、カタール国内では麻薬の取締を特に厳しく行っています。誤って麻薬を入手してしまった場合には終身刑や死刑の可能性すらあるので、怪しそうな人間との商品の売買は行わないようにしましょう。
カタールの治安以外で注意すべきポイント②気候
カタールに行く際には、気候に注意する必要があります。
カタールは年間通して寒いと感じる時期はなく、夏は気温が非常に高くなります。
日本も夏は暑いですが、カタールは8月のピーク時には40℃を超える気温も当たり前のようにあります。
5月~8月にかけての平均気温は38℃となっており、また湿度も非常に高いので熱中症には注意が必要です。
夏場は夜でも気温が30℃を下回らないこともあるので、水分補給はこまめに行ってください。
カタールの治安以外で注意すべきポイント③感染症
カタールを始めとする中東では、特有の感染症である中東呼吸器症候群(MERS)が発生する可能性があります。
この感染症はラクダを感染源とするものなので、ラクダを見る機会があったとしても、接触は避けましょう。
その他にも在カタール日本大使館から、肝炎やコレラに対する注意喚起もありますので、注意しましょう。
治安の良いカタール。でも保険には加入しておこう!

カタールは観光やビジネスの場として魅力的な国であり、治安に関しても特に心配はありません。
しかし、何かしらのトラブルに巻き込まれる可能性も無いとは言えません。
そこで、カタールに行く際には保険に加入しておくことをおすすめします!
カタール向け旅行保険で治安・トラブル対策を
カタールに海外旅行をする際には、旅行保険に加入することをおすすめします。
旅行保険に加入しておくことで、現地で何かしらのトラブルが生じた際にも補償を受けることができます。
カタールの旅行保険は保険各社が取り扱っており、小さなところだと航空機の手荷物遅延から、傷害死亡・後遺症に対しても補償されるのが通常です。
さらに保険会社によっては弁護士対応費用や緊急歯科治療なども補償しています。
旅行代理店を介して旅行する際には予め加入しておくというのが通常です。
エポスカード
海外旅行用の最強カードとして呼び声が高いのはマルイが発行しているエポスカードです。
エポスカードが旅行用最強カードと言われる理由は次の理由です。
- 年会費が無料
- 海外旅行保険が無条件でついてくる
- 2,000円分ポイントがもらえる
- 旅行の直前でも即日発行できる
条件が良すぎて雑誌で流通系カードの中でおすすめ度1位になっているあたりからも人気の高さが伺えます。
まずエポスカードは年会費が無料なのに海外旅行保険が無料でついてくる(無条件自動付帯)上に作ったらマルイで使える2,000円分のポイントまでついてくる時点で旅行という観点では他のカードを大きく引き離してます。
エポスカードの保険は三井住友海上火災保険が担当し、補償額もしっかりしてます。
カタールの治安は安定しているが、万全の準備が大事!
今回はカタールの治安や注意点について解説してきました。
カタールは中東諸国の中でも非常に治安が良く、トラブルに巻き込まれるリスクは低くなっています。
しかし不測の事態に備え、外務省のホームページで最新の治安情報を確認しておく、保険に加入しておくという事前準備が大事です。
安心・安全に過ごすために、できることは事前にしっかりと準備しておきましょう!