近年、様々な国に海外旅行をされる方が増えて来ました。
ヨーロッパや島国などのメジャーな観光地だけでなく、一昔前までは日本人が行かなかったような国にも旅行できる時代になっています。
そして今回、アジア諸国の中でも人気の高まりつつある国として、ミャンマーについて解説します。
ミャンマーの治安や、注意すべき点についてピックアップするので、旅行の際の参考にしてください。
目次
ミャンマーという国について。どんな国?治安はどう?

ミャンマーというと、長らく軍事政権による圧政が続いており、民主化運動の先鋒であったアウン・サン・スー・チー氏が長年軟禁状態にあうなど、何かと不安定なイメージがありますが、実際のところその治安はどうなのでしょうか。
民主化に伴うミャンマーの治安の変化について
上記でも解説しましたが、ミャンマーは長年軍事政権が敷かれており、民衆の動きは押さえつけられていました。
しかし2011年のテインセイン政権の誕生に伴い民主化が加速し、その後はアウン・サン・スー・チー氏の軟禁も解かれる等、国家としての緊張感は緩和されつつあります。
治安に関しては、軍事政権時代は民主化運動も行われていましたが、民主化に伴い、ミャンマーに旅行をする人数も増加しています。
ちなみに、ミャンマーでのおすすめ観光スポットとしては以下のような場所があります。
- シュエダゴンパゴダ
- インレー湖
- ゴールデンロック
- インディン遺跡
- カックー遺跡
ロヒンギャ問題に伴うミャンマーの治安への不安
ミャンマーが民主化されてからもうすぐ10年となりますが、民主化を勝ち取った後もミャンマーは大きな問題を抱えることになります。
それが「民族問題」です。
ロヒンギャと呼ばれる少数民族が反政府運動を展開し、これに対して政府が強圧的な態度をとったことから多くの難民が発生したことは記憶に新しく、国として改善しなくては行けない問題が残っているというのも事実です。
民族問題に関してはあくまでも内政の問題ではありますが、安易に外国人が近づくのは危険であり、政府と民衆の衝突に巻き込まれる可能性も否定できないので、興味本位で近づくことはおすすめできません。
外務省発表のミャンマーの治安評価
日本国外務省は、世界各国の治安についての評価を定期的に行っており、外国諸国全体の危険度だけでなく、特定のエリアごとに危険度のレベルを分けて評価しています。
危険レベルは1~4まであり、危険レベルをより詳細に見ると。
- レベル1:十分注意が必要
- レベル2:不要不急の渡航は避ける
- レベル3渡航中止勧告
- レベル4:退避勧告
となり、ミャンマーに関しては1~3の範囲で評価されています。
基本的にはミャンマーのほぼ全域がレベル1の評価になっていますが、上記で解説したロヒンギャ問題の発生しているラカイン州という地域の危険レベルは2~3となっているので、近づかないようにしましょう。
ミャンマー都市部の治安は悪くない!

ミャンマーの過去の軍政や現在の民族問題など、治安に関して少しネガティブな内容を解説してきましたが、上記でも解説の通り、外務省の危険評価ではミャンマーの大部分の都市は危険レベルは低くなっています。
観光スポットとしても魅力的な場所が多いミャンマーは、危険地域に立ち寄らなければ安全に旅行することは可能です。
国民性がミャンマーの治安を安定させている
ミャンマーは仏教徒の国であり、国民の殆どが仏教を信仰しています。
そうした宗教性・国民性が影響してか、現地の人たちは非常に穏やかな人たちが多いのが特徴です。
仏教に対する信仰度合いは同じく仏教徒の多い日本とは比にならず、仏教の教えに忠誠を誓う人たちが多いので、自制心が働いています。
つまり、「悪いことをすると成仏できない。善行によって極楽浄土へ行ける」という信仰のもとで日々生活しているので、威圧的な態度を取る人は非常に少なくなっています。
ミャンマー政府が観光客を管理し、治安の良い所を推奨している
ミャンマーは国として観光を発展産業の1つとして掲げており、外国人観光客の増加を目指しています。
ミャンマーは都市部を始めとして安全な地域が多いですが、危険な地域も存在します。
危険地域に対してはミャンマー政府が厳しく管理しているため、そもそも危険地域に行こうと思っても政府に規制されるというのが基本です。
政府が推奨する、安全かつ見どころの多い場所に行けば、自然と安心・安全に観光を楽しむことができるようになっています。
ミャンマーの治安は良い!しかし注意も必要!
ミャンマーの治安は総じて良く、政府の働きかけや国民性によって、旅行地として安心して観光を行うことができます。
しかしだからといって100%安全ということはなく、注意しなければいけない点もあります。
ミャンマーで治安上注意すること
ミャンマーは穏やかな国民性が特徴ですが、当然ながらすべての人に自制心が働いているということはありません。
ミャンマーで注意すべき点としては、以下の点があります。
- 窃盗
- ぼったくり
- 夜間行動
ミャンマーでは観光客を狙った窃盗やスリ・置き引きが発生しています。
外国からの観光客は多くの現金や高価な電子機器を所持しているケースが多く、これを狙った窃盗には注意が必要です。
特に日本人は普段から治安の良さに慣れているので、食事中に財布や携帯電話をテーブルに置きっぱなしにしたり、バッグを置きっぱなしにして写真を撮るという人が多くなっています。
トラブルに巻き込まれないためにも、貴重品はしっかり携帯しておきましょう。
次に注意すべき点としてぼったくりがあります。
ミャンマーでの移動は電車やバスの他に、タクシーという手段もあります。
そしてタクシーを利用する際、しばしば外国人観光客から高額な運賃を請求するというぼったくりが発生しています。
実はミャンマーのタクシーは日本のようにメーターで料金が決まらず、交渉を行って運賃を支払うという独特なシステムになっています。
現地語が理解出来ないと勝手に料金を決められ、結局ぼったくられるというケースがほとんどです。
最近ではタクシーを手配できるアプリが利用でき、そうしたアプリを使用すれば交渉の必要もなくなります。
トラブルを事前に防ぐためには、可能な限り電車やバスなどの公共交通機関を利用しましょう。
また、ミャンマーの地理についてよく理解できていない人が夜間に一人で行動するのは危険です。
夜に出歩く場合は明かりの多いところを歩く、単独行動しないというのが大事です。
ミャンマーの治安対策として保険に加入しておこう!
海外旅行を行う際には保険に加入しておくというのが安全です。
どんなに安全な国に旅行したとしても、トラブルが発生しないという保証はありません。
治安上のトラブルに巻き込まれたり、病気になってしまった場合には予想だにしない出費が発生することもあります。
こうしたリスクを回避するために、保険に加入しておくことをおすすめします。
旅行会社を使ってミャンマー旅行する場合は代理店を通じて保険への加入ができますので、入っておくようにしましょう。
補償の範囲については保険会社によって異なるので、ご自身で保険会社を選ぶ場合には価格やサポート体制を比較した上で決めるといいでしょう。
エポスカード
海外旅行用の最強カードとして呼び声が高いのはマルイが発行しているエポスカードです。
エポスカードが旅行用最強カードと言われる理由は次の理由です。
- 年会費が無料
- 海外旅行保険が無条件でついてくる
- 2,000円分ポイントがもらえる
- 旅行の直前でも即日発行できる
条件が良すぎて雑誌で流通系カードの中でおすすめ度1位になっているあたりからも人気の高さが伺えます。
まずエポスカードは年会費が無料なのに海外旅行保険が無料でついてくる(無条件自動付帯)上に作ったらマルイで使える2,000円分のポイントまでついてくる時点で旅行という観点では他のカードを大きく引き離してます。
エポスカードの保険は三井住友海上火災保険が担当し、補償額もしっかりしてます。
ミャンマーでの治安トラブルに巻き込まれないよう、万全の準備をしよう!
ミャンマーの治安や旅行の際の注意点について解説してきました。
備えあれば憂いなしという言葉がある通り、海外旅行を行う際には万全の準備をしておきましょう。
最低限の言葉や安全な観光地選び、そして保険への加入といったトラブル対策を行っておくことで、不安なく観光を楽しむことができます。
まだまだ未開の地という印象が強いミャンマー。
あなた自身の目でその美しさや歴史を体験しましょう!