青と白のコントラストで有名な北アフリカの国チュニジア。地中海に面しビーチリゾートもありながら、ローマ遺跡も残している魅力的な観光地の面を持つ国です。
そんなチュニジアにぜひ一度は訪れてみたい、という方も多いと思います。そこで気になるのがチュニジアの治安問題。チュニジアでは、過去にはテロ事件があったこともあり、現在の情勢はどうなのか?事前にしっかりと情報を集めて楽しい旅行にしたいですよね。チュニジアに興味があるあなた、ぜひ読んでみて下さいね。
目次
チュニジアの治安は本当に悪い?
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チュニジアは2011年の中東の民主化運動の「アラブの春」から情勢は不安定になっていました。そして2015年には、日本人観光客も巻き込まれたバルドー博物館でのテロ事件があり、情勢は一気に緊迫、エリアによっては渡航中止勧告が出されました。
外務省発表の国の危険度は以下のように分かれます。
危険レベル1 | 十分注意してください。 |
危険レベル2 | 不要不急の渡航は止めてください。 |
危険レベル3 | 渡航は止めてください。(渡航中止勧告) |
危険レベル4 | 退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告) |
参照:海外安全ホームページ
2018年には、危険レベル2から危険レベル1に下がった場所が多くあり、現在では少しづつ観光客が戻りつつあります。
またテロなどの脅威以外でにも、犯罪は決して少なくない国ですので、旅行の際は十分に注意が必要です。治安は日本に比べると悪いと言えます。
チュニジア治安の最新情報をチェックしよう
現在のチュニジアの情勢は、外務省の海外安全ホームページで随時確認ができます。また、現地では、在チュニジア日本大使館のホームページでも最新の情勢が分かるので、旅行計画のある方はぜひチェックしておいて下さいね。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_113.html#ad-image-0
チュニジアで渡航はやめておくべき地域は?
現在チュニジアで危険度3(渡航中止勧告)がでている地域は、アルジェリア、リビア国境地帯を含む、南部砂漠一帯及びカスリン県です。危険度2がでている地域は、ジャンドゥーバ県やケビリ県など国境近くです。
危険度2、及び3の地域には間違っても行かないように、近づかないように気をつけましょう。それ以外の地域は、十分に注意しましょうという危険度レベル1です。
治安に気をつけたいチュニジアで日本人が被害にあった犯罪例
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治安がちょっと心配なチュニジア。ここでは日本人が実際に被害にあった犯罪例を挙げていますので、同じ状況にならないようにぜひ旅行前に一読しておいてくださいね。
強盗
日本人女性が買い物から帰宅時に、アパートの入口でナイフで脅されバッグを奪われる、共犯がおりバイクで逃走、といった例があります。
ホテルなど24時間警備員がいる場所でも、必ず窓やドアの施錠を確認し知らない人を部屋に入れないよう十分注意しましょう。
スリ
よく混んだトラム内でかばんのファスナーを開けられて貴重品をすられる、といった事案もあります。
特に首都チュニスや観光地には多いスリ、所持品の管理には十分な注意が必要です。
ひったくり
路上で後ろから近づいてきた男にカバンをひったくられる、という事案。路上を歩くときは、カバンは道路側には持たないように気をつける、また近づいてくる人には警戒しましょう。
置き引き
電車内で座席横に荷物を置いていたら、何者かにカバンを盗られるという例もあります。電車内で空いている場合でも、自分の荷物から手を離すことのないようにしましょう。
チュニジアの治安で気をつけるポイントは?
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さて、ここからは、チュニジアの安全対策をさらに詳しくみていきましょう。
基本の安全対策をしっかり
チュニジアにいる時は、常に外国にいるということを忘れずに行動することが大切です。ホテルの出入りや、ホテルの部屋の中の貴重品管理、また外出時の貴重品の持ち方、知らない人に話しかけられた場合の対処方法や、逃げ方など用心することに越したことはありません。また、知らない道を歩くときも最大の注意を払いましょう。
デモには近づかないように
チュニジアの治安は安定していますが、デモ隊と治安部隊の衝突や暴徒化するデモも考えられます。興味本位で見に行かないように、できるだけ離れるようにしましょう。
両替時には注意をする
チュニジアの街の両替やで両替する場合は、必ず数と金額を確認するようにしましょう。枚数を抜き取られていたりする事案があります。どんなに後ろの人が待っていても、その場で確認しましょう。一度出てしまうと、あとはどんなに文句を言っても返ってこないです。
タクシーでもシートベルトを着用を
チュニジアでタクシーを利用する場合、特に長距離の場合は必ずシートベルトをしめましょう。交通事故が多発しています。特にラマダン中など集中力が落ちている時に交通事故が多いでの、タクシーの利用にも十分に注意しましょう。
ホテルはある一定水準以上を選ぼう
チュニジアの物価は決して高くはないので、ホテルは中上級以上のものを選ぶほうが無難です。セキュリティの面で安心できる上に、タクシーを呼ぶなど旅の安全面が変わってきます。ホテルは少し奮発することをお勧めします。
イスラム教国の慣習を尊重する
宗教的建物のモスクに入る場合は服装や言動に注意しましょう。金曜日の礼拝の時にはその後に集会など行われる場合も多いので、テロも考えて近づかないほうが賢明です。
また、ラマダン(断食月)には特に注意しましょう。軽犯罪が普段よりも増える傾向にあります。また、アルコールの飲酒は基本的には禁止されており、限られた場所のみとなります。むやみにアルコールを見せびらかさない、またタバコも吸う場所には十分な注意が必要です。
女性は特に服装に注意
こちらもイスラム教の国ならではの慣習ですが、女性の服装には注意が必要です。暑い時期でも、ショートパンツやタンクトップといった服装はやめましょう。むやみに胸元や肩、足は出さないようにしましょう。また日本人女性は目立つので、女性だけでの街歩きも十分に注意しましょう。
夜歩きは危険
昼間は観光地として栄えていても、夜にはすっかり様相が変わることもあります。都市にもよりますが、夜になると薄暗く、怪しい雰囲気やどこからか見られている気配も感じることがあります。夜の街歩きは控え目に、また目的地がある場合は、それ以外の場所をあまりぶらついたりしないようにしましょう。イスラム教が禁じているお酒やたばこも夜だから、他の人が飲んでいるから、という安易な理由で手を出し、トラブルに巻き込まれないようにしましょう。
クレジットカードを利用し現金は最小限に
出かける時などは現金は最小限にとどめましょう。財布の中から分厚い札束が見えるのは、トラブルのもとです。また、現金や貴重品は小分けにして身につけ、トラブルにあった時に被害を少なく食い止めましょう。
また、旅行の際には必ず持っていく必需品のクレジットカード。このクレジットカードに海外旅行保険がついていればさらに安心です。別途海外旅行保険に入るのもお勧めですが、クレジットカードに付帯していれば加入を忘れていても安心。特にチュニジア旅行では必須ですね。
エポスカード
海外旅行用の最強カードとして呼び声が高いのはマルイが発行しているエポスカードです。
エポスカードが旅行用最強カードと言われる理由は次の理由です。
- 年会費が無料
- 海外旅行保険が無条件でついてくる
- 2,000円分ポイントがもらえる
- 旅行の直前でも即日発行できる
条件が良すぎて雑誌で流通系カードの中でおすすめ度1位になっているあたりからも人気の高さが伺えます。
まずエポスカードは年会費が無料なのに海外旅行保険が無料でついてくる(無条件自動付帯)上に作ったらマルイで使える2,000円分のポイントまでついてくる時点で旅行という観点では他のカードを大きく引き離してます。
エポスカードの保険は三井住友海上火災保険が担当し、補償額もしっかりしてます。
まとめ
travelholic_129
さてここまでチュニジアの治安について、ご紹介してきましたがいかがでしょうか。食べ物も美味しく、ヨーロッパとアフリカの文化の融合が見られるチュニジアはとても魅力的です。治安がもどりつつあるチュニジアですが旅行の際は十分に注意をして、安全な旅にして下さいね。