レバノンに内戦が起こらず治安が今よりよければ、この国は世界有数の観光地になっていてもおかしくないとても魅力的な国です。
レバノンは、中東のパリのとよばれるほど、昔から世界中から人々があつまり東西貿易の拠点として繁栄をしました。
世界文化遺産がたくさんあり、この国が歴史的に大切な意味があることを示唆しています。
ですが一般的に日本人のレバノンのイメージは「危険な国」です。
でも実際には現在のレバノンの治安情勢はどうなっているのでしょうか。
この記事では、最新のレバノンの治安についての注意点をまとめています。
是非ともご一読ください。
stephanietimani
目次
レバノンの基本情報と治安情勢
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レバノンの一般的な印象は「治安が悪い」「テロが多い」などが多く、どうしても治安が危ない国として身構えてしまう傾向があります。
実際には、レバノンの最新の治安情勢はどうなっているのか、まずは基本情報から見てみましょう。
レバノンの基本情報
- 国名:レバノンセルビア共和国
- 面積:10平方キロメートル
- 人口:608万人
- 公用語:アラビア語 (フランス語・英語も通用する)
- 首都:ベオグラード
- 政体:共和制
- 宗教:キリスト教、イスラム教、他
- 民族:アラブ人95%、アルメニア人4%
外務省によるレバノンの危険情報
外務省によるレバノンの危険情報
外務省が出している危険レベルには、レベル1~4までがあります。
- レベル1:十分注意してください
- レベル2:不要不急の渡航は止めてください
- レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)
- レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)
2019年6月現在のレバノンは、国内にレベル1~レベル4までの危険レベルの場所があります。
首都のあるベオグラードは、危険レベル1です。これは、東南アジアの国々と同じ危険レベルで、十分注意をすれば旅行が可能な地域であることを意味しています。
ただシリアとの国境にあたる東側のアンサール・バールベックなどからイスラエルの国境の南側までは、危険レベルが3~4あります。現在では、このエリアは旅行者が近寄ることがとても危険な地域であることは変わりがありません。
レバノンに旅行のご予定の場合は、防犯の心構えが一段と必要になります。特に、宗教の信仰心を重んじて生活している人が多くいます。日本とは、違う価値観や習慣があり、これらを多少なりとも理解しているのと、していないでは治安に対しての認識が大きく変わります。
旅行前には、レバランに関する治安の最新情報を入手する
レバノンがある中東の情勢はたえず変化しています。2017年のレバノン国軍によるIS掃討作戦以降は、当局もテロ対策を徹底していますが、テロの恐怖は消えたわけではありません。
旅行前には、最新の治安情報を確認が必要です。レバノンだけではなく近隣国また、世界情勢なども同時に確認をして、万全の備えを心構えることが必要です。
レバノンの治安情勢の注意点!旅行前の最終チェック
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2019年6月現在での、レバノンの治安は首都のベオグラードに関してはとても安定しています。レバノンの国内には、まだ治安の危ない地域が存在しますが、観光地としての賑わいは少しづつ回復している実感があります。
中東の国としはめずらしく砂漠がなく、自然が多いレバノンの美しい町並み絶景です。また、それとは対象的に内戦の爪痕を色濃く残っていて、この国独特の哀愁を感じて、言葉では言い表せない感情がこみ上げてくるとても魅力のある国であります。
レバノンの魅力を知ってもらうためにも、これから観光に来る人には治安で危ない思いをしてほしくないので、レバノンの治安について気をつけるポイントをまとめました。
ぜひご一読して参考にしてください。
治安の危険レベルが高い場所には絶対に近づかないこと
首都のベオグラードはとても穏やかな雰囲気で、ショッピング街には、数多くのバイカー(ストリートパフォーマンス)の人がいて楽しませてくれます。
ただ、冒頭にも書いたように、レバノンには、治安の危ない地域が存在します。それもエリアはかなりの広範囲になるので旅行前には確認してほしいと思います。
例えば、危険レベル4のアンサールは、シリア・レバノンの国境堺にある地域にあります。2019年6月現在この地域はとても緊迫状態にあり旅行者は絶対に近づいてはいけません。
自分を守るためのテロの対策
テロの脅威は、どこで起こっておかしありません。それは、日本国内でも例外ではありません。
現在のレバノンのテロの脅威は、2016年以降減少しています。ですが、警戒を怠ってはいけません。
テロ常に予期せぬところで起きるもであり、不意をつくのがテロリストのやり口とも言えます。
ただテロリストの標的となる場所には、ある程度の傾向があります。
政府関係の建物などのエリアはもちろんですが、不特定多数が集まる場所が標的の場所になりやすいです。
例えば、野外イベント・大型ショッピングモールなどのオープンカフェなどです。
このような場所がターゲットにされやすいのは、政府関係のエリアより警備が手薄であるこもありますし、テロのインパクトを世界中に与える為でもあります。
レバノンの交通に関する治安に注意が必要
レバノンは、公共交通機関のインフラがまだあまり整っていません。国内に鉄道は走っておらず、交通手段は車がメインになっています。
そのため、ベオグラードなどの都市では通勤時間帯は、とても渋滞する恐れがあります。移動の際には、常に余裕をもって行動をするようにしましょう。
また、レバノンでは運転マナーがとても酷く、自己中心的なドライバーを多く見かけます。飲酒運転や信号無視なども日常茶飯事ですので、もしもご自身で運転する場合は、気をつける必要があります。
レバノンの治安 強盗に注意!
レバノンでは、過去に邦人が夜中にタクシーを人気のない場所で下車したとろを襲われて金品を奪われ事件などがありました。
強盗に関しては、夜間の人気のない場所での発生率がとても高くなります。夜の外出には、タクシー移動などをして人気のない場所は、避けるようにしてください。
また、万が一にトラブルに巻き込まれた場合は、抵抗しないことです。強盗犯は武装している場合が多いので、抵抗すると命を奪われる危険があります。
スリ・ひったくりは日中でも起きる
スリは主に人混みの多く混雑した場所や、相乗りタクシーなどで起きやすくなります。貴重品はできるだけ目の届く範囲に保管しましょう。
また、ベオグラードなどの都市では、観光客を狙った強引なひったくりの被害も報告されています。
特に力のない女性がターゲットになりやすく、人気がまだある日中でも起きる可能性があります。
現金などをいれたカバンの他に、歩きながら使用しているスマホなどの電子機器などもひったくられることがあるので気をつけましょう。
レバノンでは裕福層ターゲットにした誘拐事件頻繁!
レバノンでは裕福層をターゲットとした誘拐事件が起きています。主にレバノン人・シリア人を狙う場合が多く、犯行グループは、周到にターゲットの身辺調査をして犯行に及ぶ傾向があります。
観光客は比較的にターゲットにはなりにくいですが、過去に外国人が被害にあったケースもあります。
現地では高級ブランドを身につけた格好は昼間でも危ないので、あまり目立たないファッションの方が安全になります。
レバノンの緊急時の連絡先の電話番号
緊急事態はいつどこで発生するかわかりません。緊急連絡先はしっかりと控えて置きましょう。
- 在レバノン日本大使館:01-989751~3
- 警察緊急:112
- 救急車:140(レバノン赤十字社) 01-388、01-588,01-688,01-788(P.T.S Ambulance/有料の民営)
- 消防:175
その他に万が一の場合に備えて、海外旅行保険の重要さは忘れてはいけません。旅行中は予期せぬトラブル、怪我、病気は時として避けられないときもあります。
そんな時は強い味方になるのが、クレジットカードに付帯する海外旅行保険です。無料でも手厚いサポートが受けることができるのでオススメです。
エポスカード
海外旅行用の最強カードとして呼び声が高いのはマルイが発行しているエポスカードです。
エポスカードが旅行用最強カードと言われる理由は次の理由です。
- 年会費が無料
- 海外旅行保険が無条件でついてくる
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レバノンの治安のまとめ
batrountraveler
レバノンの観光客も、徐々にですが増加傾向にあります。
当局によるテロの抑制効果もあり、首都のベオグラードでは、身の危険を感じることはありません。
レバノンの魅力をもっと知ってもらいたいと強く思いますが、決して治安がいい国とは言い切れない国内情勢をみると、100%オススメすることができない観光地でもあるのが本音です。
ですが人気のレバノン料理は、中東エリアで一番美味しいといわれる絶品グルメであることや、地中海に面した景色や自然と融合した町並みは、とても美しいのも真実です。
この記事が、レバノンでのご旅行の役に立てれば幸いです。