ヨーロッパのちょうど真ん中にある国、ハンガリー。日本の約4分の1の小さな国ですが、実はとても美しい国なんです。首都のブタペストでは、ヨーロッパ随一の温泉の街でもあり、中世の面影が残る夜景の素晴らしい街。小さな国ですが、文化や景色などぎゅっと濃縮された面白い国です。さて、そんなハンガリーが気になったら、確認しておきたいハンガリーの治安。安全な旅をする為にも、事前にハンガリーをよく知って楽しい旅行にできればいいですね。
目次
ハンガリー旅行は安全か?治安はいい?悪い?
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ハンガリーの治安はヨーロッパの中でも良好です。ハンガリーの2017年の犯罪件数は5年前に比べて半数以下に減少しています。全般的に情勢は落ち着いているといえるでしょう。
しかし、犯罪発生率は日本よりも高いので、旅行者は日本にいるときよりも警戒をしましょう。常に外国にいるということを忘れずに最低限の防犯意識を持てば、楽しい旅行になるはずです!
首都ブタペストの治安
「東欧のパリ」とも言われるほど、美しいハンガリーの首都ブタペスト。年間270万人の観光客が訪れるブタペストは、美しいだけでなく安全!と言いたいところですが、国内の4分の1の犯罪がブタペストで発生しています。
ハンガリーは日本よりも物価が安い国なので、観光客を狙った犯罪も多いです。財布や携帯などはポケットにいれずに、きちんとしまうなど気を抜かないようにするのがベターです。
最新の治安情報をゲットしよう
ハンガリーの治安の最新情報は、外務省の海外安全ホームページを随時チェックしてみましょう。2019年度現在ハンガリー国内全体に危険情報はでておらず安定しています。
旅行前や旅行中などに最新の治安状況を確認して、情報をアップデートしておくことをおすすめします!
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_168.html#ad-image-0
治安を気を付けよう!ハンガリーの主な犯罪被害
suzukidaichi55
ここでは、旅行者が巻き込まれたハンガリーでの犯罪被害にどんなものがあるのか、みていきましょう。
ちなみにハンガリーの2017年度の犯罪認知件数は以下の通りです。
犯罪種類 | 件数 |
殺人 | 173件 |
強盗 | 853件 |
窃盗 | 7万8311件 |
傷害 | 1万726件 |
詐欺 | 2万2,197件 |
凶悪犯罪は少なめですが、窃盗や詐欺などが多い傾向にあります。日本人が被害にあうものは窃盗がほとんどです。
参照:海外安全ホームぺージより
列車内における置き引き
ウィーンとブタペスト間での国際電車内や、ブタペスト東駅の被害が主です。被害例には、出発前にホームにいた男が列車の窓ガラスを叩いて何かを叫んでいたのを見ていた隙に、カバンが盗まれていた、というものがあります。
公共交通機関でのスリ
ハンガリーの公共交通機関は、主にトラム、バス、地下鉄です。
被害例には、混雑した地下鉄内で身動きが取れない状態となり、あとで確認をするとリュックの中から貴重品が盗まれていた、というものがあります。
繁華街でぼったくり被害
被害例として、夜の繁華街で片言の日本語で話しかけられて、女性の紹介したバーで一緒に飲食をした結果、高額請求をされおどされた、というものです。
ホテルにおける窃盗被害
被害例には、1階の部屋に就寝中、強盗が道路に面した窓から侵入し、盗難にあったというものがあります。また、朝食時のビュッフェ中にカバンの置き引きもあります。
市内路上におけるニセ警察官被害
こんな被害例もあります。外国からの旅行者と名乗る人に話しかけられている間に、自称警察官が近づいてきて、財布とパスポートを見せるように要求された。外国人の男性が渡したので、自分も渡すと財布の中身が抜き取られていた、というものです。
ハンガリーの治安が気になる方必見!注意点とは?

さて、それではこのような犯罪にあわない為にどんなところを注意すればいいのか、みていきましょう。
電車内で居眠りをしない
日本では、電車内で居眠りやスマホに集中している人が多いですが、ハンガリーではやめたほうがいいでしょう。必ず荷物は自分の手元におき、何かあったときでもカバンの中を触られない場所においておきましょう。
混雑したバスや地下鉄は乗るのをやめる
混雑したバスや地下鉄は身動きができないので、犯罪に巻き込まれる可能性があります。特に旅行者は目立ちますし、大きなカバンを持ってもたついている場合は危険です。スケジュールに余裕を持って、あまりに混雑している場合は、次の便を待ちましょう。
カバンはファスナーがしっかり締まるものを選ぶ
日本では、女性はファスナーのないカバンが主流ですが、ハンガリーでは違います。必ずファスナーがきちんと閉まるバッグで、体にフィットするようなカバンを準備しましょう。また、リュックでも貴重品は底や分かりにくい場所に入れるなど、工夫をするといいでしょう。
見知らぬ怪しい人や優しすぎる人には警戒を
旅にでると人との出会いも楽しいものです。しかし、明らかに怪しい人や、片言の日本語で強引に話しかけてくる人、また手伝ってあげる、など優し過ぎる人には警戒しましょう。日本人はお金を持っていると思われている場合もあります。
旅行中あまりに華美な服装や高価な時計やアクセサリーなどを持っていくのは、やめたほうがいいでしょう。
夜道の一人歩きは注意が必要
ハンガリーは比較的安全ですが、夜の一人歩きは注意が必要です。特に女性の一人歩きは気をつけましょう。繁華街などでは、特に絡まれたりターゲットになる可能性もあります。知っている場所でも夜になると、雰囲気が変わる場所もあるので、複数人で安全な帰路の確保をして出かけましょう。ハンガリーの夜は日本に比べて街灯が少なく暗いです。
正規のタクシー利用でぼったくり被害を防ごう
旅行者はタクシーを利用する場合も多いですよね。その場合に、気を付けたいのが白タクと呼ばれる無認可のタクシー。この無認可のタクシーでは、遠回りやメーターが高速に回転してぼったくられるという被害があります。タクシーは正規の黄色い車体のものを利用するほうが安全です。また流しのタクシーよりも空港からやホテルでタクシーを呼んでもらうほうが安心ですよ。
街中のATMはひったくやスキミングに注意
ハンガリーのATMは、空港や主要な駅、また街中にもあります。路上にあるATMは建物の中ではなく、外に設置されているものが多いので、ひったくりに気をつけましょう。ちょっと人通りの多い、もしくは少なく薄暗い場所のATMは特に注意が必要です。二人で旅行中の方は、一人がお金をおろしている間は、一人は、まわりに目を向けて不審者に気をつけておく、といった工夫をしましょう。また、スキミング被害もあるので、なるべく銀行や空港など大きな場所のATMの利用するほうがいいでしょう。
海外旅行保険付きクレジットカードを持とう
いくら警戒していても、犯罪やトラブルに巻き込まれてしまうこともあるでしょう。そんな場合にお勧めしたいのが、海外旅行保険付きのクレジットカード。特に海外では、クレジットカードは1枚は必ず必須ですよね。そんなクレジットカードに海外旅行保険がついていれば、いざという時に安心です。別途、海外旅行保険に入るのを忘れていても、最低限の補償があれば一石二鳥ですね。
エポスカード
海外旅行用の最強カードとして呼び声が高いのはマルイが発行しているエポスカードです。
エポスカードが旅行用最強カードと言われる理由は次の理由です。
- 年会費が無料
- 海外旅行保険が無条件でついてくる
- 2,000円分ポイントがもらえる
- 旅行の直前でも即日発行できる
条件が良すぎて雑誌で流通系カードの中でおすすめ度1位になっているあたりからも人気の高さが伺えます。
まずエポスカードは年会費が無料なのに海外旅行保険が無料でついてくる(無条件自動付帯)上に作ったらマルイで使える2,000円分のポイントまでついてくる時点で旅行という観点では他のカードを大きく引き離してます。
エポスカードの保険は三井住友海上火災保険が担当し、補償額もしっかりしてます。
まとめ

さて、ここまでハンガリーの治安についてご紹介してきましたが、いかがでしょうか。ハンガリーには、素晴らしい遺産やワイン、名産品など掘り出しものがたくさんあります。有意義な旅にする為にも、安全を事前に確認して楽しい旅にして下さいね。