混沌とした街に活気あふれる人たち、色んな魅力が詰まったインドネシアは観光にとてもおすすめです。
熱帯気候のインドネシアは、一年中がベストシーズンです。雨季がありますが、スコールが10~30分ほどある程度などので、アクティビティに影響がでることはありません。
世界遺産に登録されている文化遺産や自然遺産がたくさんあり、観光スポットは盛りだくさんです。
でも旅行前には、しっかりと治安についての知識をつけましょう。
日本とは違う文化や習慣には、気をつけるポイントがあるので、この記事でお伝えします。
目次
インドネシア基本情報と治安

東南アジア最大の国インドネシアは、5,110kmと東西な細長い島国です。1万以上の大小様々な島により構成されて、そこに住む人たちは文化・習慣だけでなく、民族・言語まで異なり、多様性があります。
また、世界最大のイスラム教徒が暮らす国家としても有名で、インドネシア人は陽気で明るい性格の人が多く、治安も安定してます。
そんなインドネシアの基本情報から、まずは確認してみましょう。
インドネシアの基本情報
- 国名:インドネシア共和国
- 面積:190万平方キロメートル
- 人口:2億6,000万人 (2017年)
- 公用語:インドネシア語
- 首都:ジャカルタ
- 政体:立法共和制
- 宗教:イスラム教87%、プロテスタント7%、ヒンドゥー教2%、その他
- 民族:マレー系(ジャワ人、スンダ人、バタッ人)、中華系、パプア系
インドネシアの治安は経済成長と共に上向きに
10年以上も前になると、東南アジアの国はたくさんのバックパッカーが集まり、まだカオス的な独特の雰囲気が漂ってました。
それは、インドネシアも例外では、ありませんでした。
でも現在のインドネシアを旅行をして、身の危険を感じるような危険はほとんどありません。
経済成長と共に、治安は上向きに向上して、女子旅としても十分に楽しめます。
日本の外務省が公表している危険情報でも、パウアの一部を除いては、危険レベルは1になります。
十分注意をすれば、安心して旅行が楽しめます。
インドネシアの治安で気をつけること

インドネシアの観光スポットとして有名なのが、バリ島やジャワ島にある古都ジョグジャカルタです。また首都があるジャワ島のジャカルタや、第二の経済の町でもあるスラバヤには、多くの日本人駐在員も住んでいます。
多くの日本人が訪れるのはジャワ島かバリ島周辺のリゾート地になります。ただ、インドネシア旅行者の方には、パダン料理で有名なスマトラ島や、ダイバーに人気のスラウェシ島、オランウータンに会えるカリマンタン島など、他にもたくさんの魅力的な場所がたくさんあります。
一般的に観光地としてすでに定着している場所は、安全です。ですが、外国人観光客が少ない場所を観光する場合は、日本人観光客はとても目立つので、スリなどの軽犯罪などを気をつける必要があります。
インドネシアにはひったくりが多い
海外で日本人観光客が一番被害をうけるのが、スリ・置き引き・ひったくりです。
インドネシアでも上記のすべての犯罪には、注意が必要です。
この中でも最近では、バイクひったくりの被害が多発しています。
バイクに二人乗りをして、歩行者の背後から近寄り、通りすがりを狙ってスマホ・ハンドバッグ・ショルダーバッグなどを、強引にひったくる手口の被害があります。
徒歩で外を歩く場合は、周囲の雰囲気を確かめて、人気のない道をさけましょう。また、目立つ服装や高級ブランド品はさけて、バックなどの荷物は常に道路の反対側に持つようにしましょう。
アイフォンなどのスマホは、インドネシアでは高級品です。とくに通話やメールの返信などで使用中は周囲に対して警戒心がさがるので、ターゲットになりやすくなります。
バイクでの犯行なので、すぐに姿をくらまして、助けを呼ぶヒマもないほど一瞬の出来事になります。
どの地域でもバイクひったくり被害は起きていますが、特に日本人観光客が多いバリ島のクタ・レギャンなどで多発しています。
多額の現金の持ち歩きには気をつけること、クレジットカードなど使い分けて、もしもの時にも被害が’少ない対象方法を考えましょう。
スリなどの被害に備えて海外旅行保険の準備
海外旅行でのスリなどの被害が未だに多発しています。現金をたくさん持ち歩くより、クレジットカードで支払いなどを済ませてしまう方が、治安対策になり両替などの手間も省けるうえに、手数料も安くなります。
そして一番怖いのが、病気や怪我をしたときです。海外で日本人が治療を受けると、保険が効かないので、数日間の軽い入院でも何百万という医療費がかかることもあります。
万が一の場合に備えて、海外旅行保険の重要さは忘れてはいけません。旅行中は予期せぬトラブル、怪我、病気は時として避けられないときもあります。
そんな時は強い味方になるのが、クレジットカードに付帯する海外旅行保険です。無料で即日発行できる海外旅行の強い味方になります。
世界最大のイスラム国であるインドネシアの治安

日本人にとってイスラム教の存在は知っていても、生活スタイルや習慣などを詳しく理解している人は少ないです。
特にインドネシアしかないようなルールもあるので、宗教に関しては注意が必要です。
インドネシアでは、左手は不浄のものとされています。
例えば、インドネシアには初対面で人と出会うときに、握手をする習慣があります。その時も、必ず右手で握手をします。
また、買い物をしたときの、金銭の受け渡しなども基本は右手を使用します。
相手が日本人旅行者だと理解している場合は、とりわけ悪いイメージを与えることはありませが、現地のマナーはしっかりと覚えておいたほうが、旅が一段とスムーズになるので治安対策になります。
インドネシアでは飲酒に注意
世界最大のイスラム教が暮らすインドネシアは、バリ島などの一部を除いては、イスラム教の占める割合が高くなります。
ご存知の方もいると思いますが、イスラム教の掟でアルコールは禁止です。
お酒が好きな日本人からすると、とても厳しい掟にも思えますが、ほとんどのインドネシア人は、仕事終わりなどにも飲酒する習慣はありません。
大きなスーパーなどでは、ビールなどのアルコール類は販売しています。また、気軽に飲めるバーなども、観光地・ホテル・モールの中などにはありますが、町中で見かけることはありません。
飲酒するときは、場所と時間には気をつけましょう。
インドネシアの夜の治安と屋台の食べ物

インドネシア料理は唐辛子が効いたチリソースが特徴で、とても食欲をそそられる料理がたくさんあります。
飲食店が豊富で、夜になればたくさんの屋台が立ち並びます。旅行の楽しみは、なんといっても美味しいご飯を食べることでもあります。
ですがインドネシアの屋台の食べ物には、注意が必要です。
不衛生な場所も少なからずあり、食後にお腹を壊す日本人観光客がたくさんいます。
原因はいろいろと考えられますが、屋台での食後にお腹を壊すことが多いので、食材に原因がある可能性が高くあります。
お腹が弱い人は、屋台料理を避けたほうが無難になります。
また、インドネシアでは屋台は、暗くなる夕方からオープンする店がたくさんあります。昼間に比べて夜の街は、スリなどの被害が増加するので、治安に対する警戒も必要です。
インドネシアでは水道水は飲めません
インドネシアでは水道水は飲めないので、飲水は絶対にペットボトルを購入しましょう。
500mlのペットボトルなら、コンビニ・小さい商店でも手軽に購入が可能です。
インドネシアのレストランでも、できるだけペットボトルに入った水を注文しましょう。レストランによっては、水道水を沸かした水を提供している場所もたくさんあります。
現地に長く滞在する駐在員の方でも、頻繁にお腹を壊しているので注意してください。
2019年インドネシアの治安のまとめ

インドネシア人は陽気で温厚な方々が多く、旅行者にとても気さくに話しかけてくれて、親日家が多いことも特徴的です。
しかし、安全で楽しい旅行をするには、事前の治安情報の確認はとても大切です。
2019年のインドネシア治安は、とても安定しています。テロなどの被害も過去にありましたが、今では鎮静化しています。
ただし、海外旅行ではすべて自己責任になります。しっかりと治安対策が必要です。
治安についての知識をつければ、女子旅でも安全に旅が楽しめます。