旧ソビエト連邦共和国の一つであったウズベキスタン。中国の西に位置する中央アジア諸国のなかにあります。観光地などではあまり聞いたことがなく日本人旅行客は少なめですが、実は歴史的建造物も豊富で魅力的な観光スポットも沢山あります。まだまだ情報が少なく知られざる謎の国ウズベキスタンですが、旅行に行く際に注意しておきたい治安情報をまとめました。
目次
ウズベキスタンの治安状況で注意すべきこと
8rii_food8
現在ウズベキスタンの治安状況は悪くはありません。多くの人が心豊かに暮らしている国ではありますが、経済的に貧しくまだまだ発展途上な状態なのと、隣国の事を考えると安全な国とはまだまだ言い難いのが現状です。そういったウズベキスタンの現在の治安状況と注意すべきことをお伝えします。
ウズベキスタンの基本情報
面積:44万7,400平方キロメートル(日本の約1.2倍)
人口:3240万人
首都:タシケント
言語:ウズベク語(ロシア語も広く使用されている)
宗教:イスラム教
国境付近には行かないこと
外務省の海外安全ホームページによると、ウズベキスタンは現在危険レベル1(十分注意してください)となっています。
場所によっては渡航中止勧告や退避勧告も出る地域もあります。
ウズベキスタンは様々な国に隣接しているため、イスラム過激派組織や麻薬密輸組織対策として、タジキスタン、キルギスとの国境沿いの山岳地帯に地雷を埋め込んだという過去がありました。
現在は治安を安定させるために、地雷除去活動が行われていますがまだ完了しておらず、この国境沿い付近に足を踏み入れることは非常に危険とされています。
歩いていたら爆発なんてこともあるかもしれません。国境付近は危ないので絶対に行かないでください。
テロ事件に注意
イスラム過激派の隣国アフガニスタンからの影響を受けやすいため、侵入防止に向けた警戒強化がなされています。ウズベキスタンの警戒強化地帯への場所への渡航は危険ですので注意が必要です。
2016年以降に大統領が交代してからは、穏やかな状況でその他の地域では比較的治安は良く安定しています。
過去には凶悪犯罪や経済的困窮によって発生する犯罪もあったため、テロ事件が頻発していた時期もあります。あまり華美な格好で観光していると狙われてしまうこともあるので旅行の際は防犯意識を常に持つことが大切です。
バザールではスリやひったくりに要注意
ウズベキスタンの観光の楽しみ方のひとつであるバザール。お土産をこちらで選ぶのも楽しいでしょう。
焼き物や、刺繍布などオシャレな雑貨を見ながらぶらぶらとお買い物を楽しむ観光客が多いですが、そういった人通りの多い場所では観光客を狙ったスリやひったくり被害も多数報告されています。
カバンは肌身離さずチャックをしっかりとしめる、ポケットに現金は入れないなどの対策は必須です。リュックサックを背負っていたら後ろから狙われる可能性もあるのでカバンは前に持つ事をオススメします。
また、小さいお店に入った際は金額の表示がない場合もあり、外国人に対して多額の金額を請求する(ぼられる)というトラブルも多発しています。
商品を購入する際はあらかじめ金額の確認をするなどの注意が必要です。
街灯が少なく夜は危険
ウズベキスタンは、首都タシケントの中心部でも街路灯が少なく,街自体が舗装されていなかったり、薄暗くて危険な場所が沢山あります。
夜に一人で出歩いたり、細い道に入ったりするのは非常に危険ですので気をつけてください。
ホテルを紹介すると言われ、人気のいない場所につけれていかれて金品を取られるという凶悪な事件も発生しています。
貧富の差も激しく強盗事件も多発しているので、外国人が一人で歩くのは狙われやすいです。必ず誰かと一緒に歩くように心がけてください。
タクシーに乗る際の注意点
ウズベキスタンでのタクシー手配は必ず、ホテルやレストランで手配してもらうようにしましょう。
空港に着いた際は、声をかけてくるタクシー運転手はとても多いです。
きちんとしている方が殆どではありますが、中には高額請求をしてきたり、目的地と違う場所に連れて行って犯罪を犯すなども無きにしもあらずですので、そういったトラブルに巻き込まれないように気を付けて選んでください。
旅行会社が手配してくれるタクシーが最も安心だと言えるでしょう。
支払いは現地通貨「スム」が必要となります。事前に準備しておくことも大切です。
交通事故に注意
ウズベキスタンは道路整備や交通安全対策などが整っておりません。
そもそも交通ルールを守るという国民の文化が薄いため、交通事故には十分気を付けなければいけません。
万が一事故が起きてしまった場合でも、医療も発展していないため不測の事態に陥る可能性もあります。そういった事を踏まえて街を歩かないといけないのが現状です。
パスポートを携帯しておこう
ウズベキスタンでは、街中に警官がパトロールしているので、治安が保たれている状況でもあります。
旅行者にはパスポートの携帯が義務ずけられているため、ひょんなことから警官からパスポートの提示などを求められるケースがあります。
何かとチェックしてくる警官もいるため素直に応じることは必要ですが、酷い場合は大使館へ直行しましょう。
ホテルの金庫にパスポートを保管しておくのはNGです。必ず肌身離さず持参するように気を付けてください。
日本の飲料水・医薬品の持参を
ウズベキスタンの医療は日本国内の医療レベルを期待してはいけません。薬局などで販売されているお薬は偽薬などもあるほどです。
特にウズベキスタンで注意したいのはお水です。上下水道施設が不十分で、食あたりなどの衛生面では心配なため、日本から飲料水を持参することもオススメします。
飲食店では絶対に生肉を食べてはいけません。特に屋台での飲食は注意が必要です。
英語は通じない
冒頭の基本情報でも記載していますが、ウズベキスタンの公用語はウズベク語です。
海外へ行くと英語が通用するという日本人の意識は強いですが、一切通じないと思って渡航してください。
「こんにちは」「ありがとう」「はい、いいえ」「おいくらですか」「トイレはどこですか」などのよく使う言葉は事前に調べて準備しておくことが大切です。
ガイドブックにも載っているので、ガイドブックを片手に観光をする事をオススメします。
世界遺産が多くイスラム教徒のウズベキスタン
ウズベキスタンは歴史的建造物も多く、世界遺産に登録されている建物も多くあります。
世界遺産に登録されている建造物の前ではしゃいだり、落書きしたりなどは言語道断です。
ウズベキスタンの観光地として有名なのが「青の都・サマルカンド」。
国民の約9割がイスラム教徒であるため、サマルカンド市内には114ものモスクが点在しています。
しかし、近年では日本人や欧米人のような服装の若者も多くいたり、イスラム色を感じる気配は少ないのがウズベキスタンです。
イスラム教徒はお酒が禁止されていますが、ウズベキスタンの国民はお酒も飲みます。宗教が違う国ではありますが、その辺はウズベキスタンは大丈夫そうです。
治安は悪くないが注意しないといけないウズベキスタン

地雷やテロと聞くと非常に危険で恐いイメージではありますが、ウズベキスタンは国境付近を除けば、治安は悪くない国と言えるでしょう。人通りの多い場所でのスリやひったくりなどはどの国においても起こり得ることなので旅行の際は注意が必要です。
衛生面や医療面ではまだまだ発展途上と言えますので、何かあった時のためにも海外旅行保険への加入は必須です。
被害にあった場合も想定して補償内容の充実した海外旅行保険がオススメです。事前にしっかり準備して楽しい旅行にしてくださいね。
エポスカード
海外旅行用の最強カードとして呼び声が高いのはマルイが発行しているエポスカードです。
エポスカードが旅行用最強カードと言われる理由は次の理由です。
- 年会費が無料
- 海外旅行保険が無条件でついてくる
- 2,000円分ポイントがもらえる
- 旅行の直前でも即日発行できる
条件が良すぎて雑誌で流通系カードの中でおすすめ度1位になっているあたりからも人気の高さが伺えます。
まずエポスカードは年会費が無料なのに海外旅行保険が無料でついてくる(無条件自動付帯)上に作ったらマルイで使える2,000円分のポイントまでついてくる時点で旅行という観点では他のカードを大きく引き離してます。
エポスカードの保険は三井住友海上火災保険が担当し、補償額もしっかりしてます。