フィリピンには文化遺産3件、自然遺産3件の合わせて6件が世界遺産に登録されており、多くの観光客が見物に訪れています。
目次
フィリピンの世界遺産は6件
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文化遺産
・ビガン歴史都市
・フィリピンのバロック様式教会群
・コルディリェーラの棚田群
自然遺産
・トゥバタハ岩礁自然公園
・プエルト・プリンセサ地下川国立公園
・ハミギタン山岳地域野生動物保護区
それぞれの世界遺産について詳しくご紹介します。
フィリピンの世界遺産①ビガン歴史都市
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ビガン歴史都市はルソン島北西部にあり、1999年に世界遺産に登録されました。16世紀からスペインの統治下にあったため、建物はスペイン・中南米・中国の影響を受けており東南アジアとは思えないような街並みが広がっています。建物は石造りの西洋風建築で夜にはオレンジ色の街灯がともります。
かつてはマニラやセブ島にも同じような街並みが広がっていましたが、太平洋戦争で破壊されたので残っているのはビガンのみとなっています。ビガン歴史都市が現在も残っているのには日本人が関わっています。太平洋戦争のとき日本軍はビガンに駐留していて、中には現地で結婚をした人もいました。
アメリカ軍がビガンを砲撃しようとしていたため、日本軍の兵士たちは敗走を決意して現地に住んでいたクレカンフ司教に日本兵はもういない旨をアメリカ軍に告げるよう懇願しました。司教が日本軍がもういないことを告げ、それを受けたアメリカ軍は砲撃を断念しました。
美しい街並みを守るために愛する家族を置いて敗走したことで砲撃を受けずに済んだのです。
フィリピンの世界遺産②フィリピンのバロック様式教会群
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バロック様式の教会群はルソン島のマニラ・サンタマリア・パオアイ、パナイ島のミアガオにある4つの教会で、1993年にフィリピンで初めて世界遺産に登録されました。スペインの統治下にあった16世紀に建てられたものでヨーロッパのバロック様式の影響を受けた石造りの教会です。
4つの教会の名称は以下の通りです。
・マニラ:サン・アグスティン教会
・サンタマリア:ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アスンシオン教会
・パオアイ:サン・アグスティン教会
・ミアガオサント・トマス・デ・ビリャヌエバ教会
サン・アグスティン教会はフィリピン最古の教会と言われていて、第二次世界大戦中にも壊れることはありませんでした。
フィリピンの世界遺産③コルディリェーラの棚田群
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コルディリェーラの棚田群はルソン島北部のバタッド村というところにあり、1995年に世界遺産に登録されています。紀元前3世紀前にやってきたイフガオ族がコルディリェーラ山地に美しい棚田群を作り出し、2000年以上にわたって自給自足を行ってきました。美しい景観は天国への階段と呼ばれています。
しかし後継者不足や近代化により棚田の維持が困難となり2001年には危機遺産リストに入れられる事態となりました。国内外の支援を受けて棚田の保全が進められたため、2012年に危機遺産リストから削除されています。
フィリピンの世界遺産④トゥバタハ岩礁自然公園
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トゥバタハ岩礁自然公園はパラワン島から船で10時間ほど行った場所にある小さな島にあります。島全体がサンゴ礁でできていて公園内には350種のサンゴや500種以上の魚、ウミガメなどが生息しています。1993年に世界遺産に登録されました。
近年ではダイナマイトを使用した漁法が行われているためサンゴ礁への影響が心配されています。
フィリピンの世界遺産⑤プエルト・プリンセサ地下川国立公園
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プエルト・プリンセサ地下川国立公園はパラワン島の地底にある鍾乳洞の下を流れている川を保護する目的で指定された国立公園です。プエルト・プリンセサ地下川の全長は8.2kmあり、海に繋がっているため川の下流部分は潮の干満の影響を受けるという特徴があります。1999年に世界遺産に登録されました。
川を探検するツアーが行われていて、サバンという都市からボートに乗って内部を見学することができます。
フィリピンの世界遺産⑥ハミギタン山岳地域野生動物保護区
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ハミギタン山岳地域野生動物保護区はミンダナオ島東部にある保護区で、2014年に世界遺産に登録されました。広さは2万6千ヘクタールで423種の動物や957種の植物が生息しています。フィリピン固有種や絶滅危惧種も生息している貴重な場所なのです。
保護区に入るためには許可が必要なため、観光客は中へは入らずハミギタン自然科学博物館を見学します。動植物についての資料や標本が展示されているので保護区のことをよく知ることができるでしょう。
フィリピンの世界遺産を守ろう
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手つかずの自然や伝統的な棚田が世界遺産に登録されていますが、近代化の影響を受けて現状を維持することが難しくなっています。一時は危機遺産リストに登録されてしまったコルディリェーラの棚田群など、守るべき世界遺産はたくさんあります。
美しい海や森林、伝統を破壊することなく守っていけるように、これからも国内外の支援が必要と言えるでしょう。
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