インドには歴史的建造物を中心に世界遺産が38件あります。内訳は文化遺産が30件、自然遺産が7件、複合遺産は1件となっており、特に有名なものとして挙げられるのがタージマハルでしょう。インドの世界遺産についてご紹介します。
目次
インドの世界遺産は38件

インドは南アジアに位置する国で首都はデリーです。世界第7位の面積と世界第2位の人口を持ち、民族や宗教は多様でインダス文明からの古い歴史があります。38件の世界遺産のうち、主な4件について見ていきましょう。
・タージマハル
・ブッダガヤの大菩薩寺
・マナス野生生物保護区
・カンチェンジュンガ国立公園
文化遺産に登録されているタージマハルとブッダガヤの大菩薩寺、自然遺産に登録されているマナス野生生物保護区、複合遺産に登録されているカンチェンジュンガ国立公園それぞれについて詳しくご紹介します。
インドの世界遺産①タージマハル
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タージマハルは皇紀ムムターズ・マハルのためにムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが建設した墓廟です。墓廟とは死者を祀るための宗教施設のことを指し、1983年に世界遺産に登録されました。
ムムターズ・マハルは1631年6月7日、第14子を出産した際に亡くなりました。遺言の中で後世に残る墓を望んでいたことから1632年に霊廟建設が始まり、21年の歳月を費やして1653年に完成しています。
縦560m、横303mの敷地に庭園・基壇・尖塔・墓廟・モスク・集会所があります。庭園には4本の川を表す4本の水路が流れていて、水路が交わるところには池が配置されています。庭園は砂漠の中の楽園を意味しており、さまざまな果樹や花が植えられています。
高さは5.5mの基壇の四隅には4本の尖塔が建っていて、尖塔は皇妃に仕える4人の侍女を表しているとされています。墓廟は白大理石が使用されていて57mの正方形の四隅が切られたような構造になっています。墓廟の地下室にはムムターズ・マハルとシャー・ジャハーンの墓石が安置されており見学をすることができるので、インドを訪れた際に訪れると良いでしょう。
モスクと集会所は赤砂岩で作られていて同じ外観をしています。
インドの世界遺産②ブッダガヤの大菩薩寺
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ブッダガヤの大菩薩寺、マハーボーディー寺院は仏教の四大聖地の一つとして知られていて、2002年に世界遺産に登録されました。
釈迦が悟りを開いた場所とされている仏教の始まりの地です。高さが52mある主塔はレンガで造られており、内部には金色の釈迦如来像があります。釈迦が悟りを開いたのはピッパラ樹の下で座禅を組んでいたときであったため、樹は菩提樹と呼ばれています。
他にもムチリンダ龍王の池やアショカ王柱など見どころはたくさんあります。ムチリンダ龍王の池とはブッダガヤを嵐が襲った際に、ムチリンダ龍王が釈迦の体に巻き付いて7つの頭で天蓋を作り嵐から守ったという伝説に基づいたものです。龍王はその後人間となり釈迦に帰依しています。
アショカ王柱はアショカ王が仏教普及のために建てた柱で、現存する15本のうちの1本がブッダガヤにあります。柱頭部の彫刻は未だに発見されていません。
インドの世界遺産③マナス野生生物保護区
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マナス野生生物保護区は1985年にインド初に自然遺産として世界遺産に登録された国立公園です。国立公園内の中心部を通っているブラマプトラ川の支流であるマナス川の名前に由来しています。
保護区にはトラやゾウを中心に55種の哺乳類や380種の鳥類が生息しており、夜に双眼鏡を覗くと野生動物の姿を確認することができます。雨季には閉鎖されるもののゾウに乗って観光することも可能なので、インドの自然を満喫したい場合には外せないスポットと言えるでしょう。
インドの世界遺産④カンチェンジュンガ国立公園
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カンチェンジュンガ国立公園は2016年にインドで初めて複合遺産として世界遺産に登録されました。カンチェンジュンガとはチベット語で5つの宝庫を持つ偉大な雪山という意味で、地元住民にとっては崇拝の対象となっています。
標高8586mの山を含む山郡と周辺の地域から形成されていて、豊かな自然と氷河を擁していることから124種の哺乳類、300種の鳥類などが生息するホットスポットとなっています。8586mという高さは世界第3位の標高です。生息している生き物は絶滅危惧種に指定されているものも多くインドジャコウネコやユキヒョウがいます。
インドの世界遺産は見どころだらけ
インドにはご紹介した4つ以外にもハンピの建造物群やデリーのフマユーン廟など有名な世界遺産がたくさんあります。大きな国なのですべてを見て回るのは難しいですが、気になる場所を訪れると迫力のある歴史的建造物や豊かな自然を見ることができるでしょう。
訪れた際にはインドならではの歴史を感じながら昔の人々に思いを馳せることをおすすめします。見どころだらけのインドに是非一度訪れてみてくださいね。
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